2022年6月7日火曜日

【歴史コラム】05.映画『レディ・エージェント』(2008/仏)とド・ゴール将軍

【05.映画『レディ・エージェント』(2008/仏)とド・ゴール将軍】


『レディ・エージェント』"Les femmes de l'ombre" (2008/仏)

 Dデイ決行前夜、作戦の秘密を守るために、独占領下の仏本土に極秘ミッションで派遣される5人の女性エージェント。 女スパイ物というとキワモノのようだが、史実をなぞって、それなりにリアルなスパイサスペンス。

*歴史トリビア

 亡命政府・自由フランスを率いフランス再建の英雄となったシャルル・ド・ゴール、その生涯で遭遇した暗殺未遂事件は31件にのぼるとか。映画『レディ・エージェント』の背景を調べていて知った。

 そのドゴール、ドイツに侵攻されるとともにさっさと英国に亡命し、英米軍の後押しでやっとこさフランス奪回。戦後は、独自核開発など、傲岸不遜な独裁的政権運営をした人物といったイメージを持っていたが、ちょいと調べてみて、見直した。

 良くも悪くも我が道を行くという人物なので、チャーチルみたいな面白い語録が残ってるかと思ったが、意外に平凡なドゴール語録。
 ちなみにチャーチル語録はこちら。

 チャーチルによるドゴール評  >「将軍は自分をジャンヌ・ダルクか、あるいはナポレオンかと思っている。だが誰も彼を火炙りにすることも、島流しにすることもできない」(フランクリン・ルーズヴェルトにシャルル・ド・ゴールの排除を持ちかけられたとき)

映画「ジャッカルの日」




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